平成30年7月3日掲載分

天賞
空からも涙がほしい慰霊の日 那覇 大城光代
地賞
定年後初めて妻にありがとう 北中城 伊達政仁
人賞
通学路元気な声がこだまする 宜野湾 安里國基
奨励賞
父の日に娘がくれた抱き枕 糸満 大城正雄
佳作
オスプレイ見上げ続けて立ちくらみ 読谷 石嶺つる子
変身を見事にさせるメーキャップ 糸満 伊佐真行
ハイテク機年金族を遠ざける 那覇 山内昌一
断捨離のリストにボクの名前ある 与那原 宮島拓也
うるむ目に閃光うかぶ慰霊の日 北中城 比嘉若松
反撃の口火を切ってサヨウナラ 宜野湾 宮本正
いつの世も沖縄だけが国のため 那覇 仲本安一
澄んだ目も加齢とともに曇り出す 北中城 小松呑水
ひとり酔う甘いメロディー抱きしめて 那覇 池村幸夫
禁酒解き一日だけの祝い酒 豊見城 下地順子
記憶力無い部下揃い安泰だ 豊見城 松川雄峰


天賞大城さん:音読しますとリズムが心地よさの半面、作品の内容の深さがズシンとひびいてくる心象句でよろしいですね。
地賞伊達さん:「男は敷居を跨げば七人の敵あり」の通り、妻に気を遣う余裕などありませんよね。だからこそ定年後「ありがとう」の言葉が深い。
人賞安里さん:元気な声は沖縄の宝でしょう。

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